第8号 2007年1月15日
★ご挨拶


 

「山吹色のジャージー牛乳」を
今年もよろしくお願いいたします。

 
★一日だけの限定、山吹カフェ。
















 

  皆さん、先月ご紹介しました牛乳たっぷりのカフェオレを覚えていらっしゃいますか?

 12月17日、九州のムラ市場にて久々の即売会。今回は、少し面白い取り組みをしました。
  実は、通信で紹介したあと、飲んでみたらおいしかった、ぜひ飲んでみたい、という声をメールなどでいただきました。
「九州のムラ市場」の担当の方もそのおいしさを感じていただいたようでした。

  一方で、小国のケーキ屋さんやパン屋さん、いくつかのお店でうちの牧場の牛乳を原料に使った商品を試験的に作っていただいています。そこで、その商品も一緒にして「カフェ」的なものをやったらどうか、という話がとんとん拍子に進み、12月上旬から準備にかかりました。

 ミルクパンは西里・岳の湯温泉入り口の「そらいろのたね」さん(http://soraironotane.jp/)。プリンは、木魂館のそばにあるパティスリー・ルイさん、そしてシュークリームは、「手作りケーキの店ベル」さん。

  いずれも根強いファンがいらっしゃるお店ばかりです。商品作りに当たっては、事前に十分に話し合いを重ねました。皆さん、カフェの計画を話すとそれぞれに面白がっていただき、全面的に協力してもらえることになりました。

 開催の2・3日前になると天候が芳しくなく開催するかどうか迷いました。当日も、その冬一番の冷え込みと激しい雨、あられも降るような荒天で、小国から行くのも一苦労でした。

  現地も普段に比べると人出は今ひとつでしたが、ほとんどの商品が閉店を待たず品切れになり盛り上がりました。多くの方にホットミルクのおいしさも分かっていただけたのではないかと思います。

 違った世界の方、それもこだわりを持ったプロの方と共同で商品を作ることは大変ですが、とても刺激になります。何種類も試作品を作っていただき、ああでもない、こうでもないというのは難しいですが、とてもわくわくする作業です。

  自分の世界観を表現するために、様々な部分で意見を出し合い、イメージのキャッチボールをします。それぞれが、プロとして自分のこだわりを戦わせることにより、よりよいものができると考えます。いい製品というのは、それぞれが信頼の上でぎりぎりの仕事をしたときに生まれるものではないかと思います。真剣勝負です。

 皆さんが共通に口にされるのは、原料の牛乳によって、味や香りが大きく変わるということ。自分に課せられた、責任の重さもあらためて痛感しました。今後も、面白い“コラボレーション”ができたらなーと思います。

 最後になりましたが、いつも買いに来ていただいている方々、ありがとうございます。

 
★締めくくりの一日。














 

 写真は、高村武志牧場の牛乳運搬用の冷凍車「山吹号」です。牧場と佐賀の工場の間を往復しています。

  昨年の3月に購入したのですが、すでに4万キロを越えました。働き者の車です。「山吹色のジャージー牛乳」のロゴとホームページのアドレスがさりげなく貼ってあります。ぱっと見は現金輸送車みたいで少し、いかつい感じもしますね。

 12月30日、昨年最後の生産日。この朝も雪でした。この時期の小国地方は、雪が降ることも多いため輸送も一苦労です。思い起こせば、一昨年の今頃立ち上げの際も雪が降っていました。そのときは、この車はありませんでしたので軽トラックに牛乳缶を積み、佐賀の横尾さんの工場まで往復していました。途中で雪がひどくなり、横尾さんにできた製品を運んでいただき、リレーしながら必死で運んだこともありました。

 工場から戻ってきた「山吹号」は、きれいに洗車した後、運転席に鏡餅を備えました。今年も安全運転で、おいしい牛乳を運んで欲しいと思います。

 牧場も、大掃除しました。今年は、子どもたちも手伝ってくれました。ジャンバーに長靴をはいて、寒風吹きすさぶ中、ふき掃除を担当しました。子どもとはいえ馬鹿にできません。話しながら進めるとすごくはかどります。
 忙しいですが実りの多い一年が無事おわりました。

  私たちは、毎日、搾乳をしながら乳房を触ってみたり、エサの残り具合を確認したり、ブラッシングをしながら毛つやを確認したり、排泄物の状態なども見ながら、いろいろな方法で牛の健康などを確認します。そこに、科学の目も活用することで、初めてきちんとしたものを生産することができると考えます。



★バックナンバー★
--------------------------------------
2006年12月5日号
2006年10月、11月合併号

2006年9月20日号
2006年8月20日号
2006年7月11日号
2006年6月15日号
2006年05月10日号

--------------------------------------

ホームへ戻る